病院での治療が最優先

できるだけ薬を飲まずに自然に治したい、と考える方も多くおられますが、顔面神経麻痺発症後は速やかに病院で治療を開始する必要があります。

顔面神経麻痺になって、まずは「特定できる原因があるのか」「原因は特定できないベル麻痺なのか」を耳鼻科や神経内科の先生に診察してもらう必要があります。

顔面神経麻痺の多くは顔面神経管での炎症によって顔面神経が圧迫され、麻痺が起こったと考えられます、その際は、ステロイド剤や抗ウィルス薬の服用や点滴を病院の医師に処方してもらう必要もあります。

火事が起こっている状況では、最初の消火活動が大変重要です。この初期消火には薬が非常に優れているのです。

鍼灸院でできること

・病院を受診して6割から7割の方は改善します。
しかし病院での薬の治療は早い段階で終了するため、鍼灸で継続的な回復を促していきます。

ウィルスが暴れだす原因になっている体調不良も整え、麻痺の状態にあわせてトレーニングの内容を決めていきます。

病的共同運動を誘発しないための指導もいたします。


スーパーライザーを使用して、星状神経節照射で回復を促す


病院で行われている治療の一つに星状神経節ブロックがありますが、安全に光を照射することで、この効用を行う目的で開発されたのがスーパーライザーです。
整形外科、婦人科、神経内科、耳鼻科、皮膚科とあらゆる病院で活用されている治療機器を鍼灸と組み合わせることで、治療効果を狙っていきます